当院は、昭和39年に開設した栃木県鹿沼市の閑静な場所にある精神科専門の病院です。緑と自然に囲まれた抜群の治療環境の中、精神障害者に対するコミュニティーケア先進都市であるカナダのバンクーバーをモデルとし、栃木県内でも先駆的な地域精神科医療を展開しています。
100床からスタートした鹿沼病院は、現在ベッド数271床を有し、1日平均70~80名の外来患者様が通院されています。また、鹿沼病院を主とする特定医療法人清和会は、「鹿沼病院附属歯科クリニック」、グループホーム「清和寮B」、地域活動支援センター・相談支援事業所「せいわ」、宇都宮駅前のサテライトクリニック「駅前メンタルクリニック」等を開設し、精神科医療福祉のトータルサポートが可能な医療法人へと成長することができました。
開設以来、約60年が経過しましたが、この間、精神科医療は目覚ましい進歩を遂げ、また、時代とともに精神科医療に対するニーズも日々刻々と変化してきました。それに合わせて、病院組織もスタッフ一人一人も、常に更なる高みを目指し生まれ変わり続けてきたつもりです。昨今では、みなさまもご存じのとおり、ストレスケア(うつ病)、認知症治療の分野でのニーズが非常に高まっています。当院では、こうしたニーズに応えるべく、専門医療技術の向上に努めるとともに、ハード面においても病棟の機能分化を進め、万全な治療体制の確立と快適な療養環境の提供に力を注いでいます。質の高い精神科医療をより効率的に提供するためには、医療情報システムの整備が必須であると考え、平成27年2月より電子カルテシステムを導入しました。また、国の方針である入院医療から在宅医療へという流れは、今後の超高齢化社会、人口減の時代にあって避けられない課題であり、平成30年3月から段階的に病床を削減し、患者様の退院促進、地域移行・地域定着支援の強化、及び在宅医療分野の拡大に取り組んでいます。
しかしその一方で、どんな時代にあっても、患者様との関わりを重視した患者様中心の医療が基本であることに変わりはありません。当院は職員の行動の指針として、傾聴・共感・共働を掲げています。患者様の話に耳を傾け、患者様の目線に立ち、共に考え協力し合い治療を進めていきます。患者様に選ばれる病院を目指し、これからも患者様やご家族様に心からご満足いただけるような病院づくりに努めていきたいと考えています。
院長 駒橋 徹
※当院は、日本医療機能評価機構の認定病院です。
※ご不明な点は、病院へお問い合わせ下さるようお願いします。
当院は全館禁煙となっております。 |
認定第JC895号 |
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