精神科で診療する病気は、かつて総合失調症がその大部分を占めていました。しかし近年、うつ病、不安、ストレス、不眠、認知症などこころの病気にかかる人の数は年々増加傾向にあります。こころの病気も治療やお薬でよくなることは多いのですが、それでもやはり精神科の病院を初めて受診するというのは、なかなか勇気がいることです。
しかし、そうして受診を躊躇しているうちに、どんどん症状を悪化させてしまうことも少なくありません。こころの病気も早期発見と早期治療が大切です。
精神科、心療内科での治療は心理療法・精神療法と薬物療法がふたつの柱となります。それぞれにいくつかの方法があり、それを組み合わせてそれぞれの患者さんに最も適切な治療を探します。何がもっとも適切な治療なのかは、病気の診断だけで一律には決まるものではありません。病気の重さや時期、患者さんを取り巻く環境、患者さんの年齢、性別、性格などでも変わります。患者さん本人の治療への意欲も関わってきます。治療にかけられる時間や費用も関係しています。同じ患者さんに対しても、治療が進むにつれて方法の種類や重点が変わることもあります。
鹿沼病院で診療を受けていただく患者様には、以下の権利と責任があります。
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